お米はどこから来たのでしょうか?

米=稲はもともと、日本列島には自生していない熱帯性植物です。今日私たちが毎日食べ、日本の農業の中心ともなっているお米は、いったいどこからやって来たのでしょうか? お米伝来の歴史を調べてみました。
水稲のジャポニカ種の祖先となるアジアイネの原産地は、中国の長江(揚子江)中・下流域とする説が有力です。長江下流の浙江省寧波の河姆渡(かぼと)遺跡からは約7000年前の水田跡や灌漑設備が発見されており、水田での稲作は長江下流で始まったと考えられています。
<日本への伝来>
では長江の中・下流域から日本にはどのようなルートで伝わったのでしょうか?
日本に稲と栽培方法が伝わったのは今から3000年ほど前の縄文時代の終わり頃で、伝わった道すじにはいくつかの説があります。
そのひとつが、長江流域から北上し、山東半島付近から朝鮮半島の南部を通って、九州北部へ伝わったとする説です。また長江下流域から直接北九州に伝来したとする説や中国南部から沖縄・西南諸島を経て黒潮に乗って南九州に伝わったとする説などがあります。
近年の遺伝子考古学によって大陸からの直接伝来ルートが時間的には早かったことが分かってきました。また、江南からの黒潮ルートは縄文時代の熱帯ジャポニカの伝来ルートとして有力視されています。
どのルートを通って日本にやってきたかは、はっきりとしないことも多いのですが、稲作が大陸部から海を渡り日本にもたらされたことは、間違いありません。研究や発掘は現在も続いており、今後新しい発見によって、お米伝来の歴史が書き換えられるかもしれません。
<参照・出典:山岸良二・松尾光「古代日本がわかる事典」日本実業出版社、ごはんを食べよう国民運動HP、米穀機構・米ネットHP>
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◆この記事へのコメント
- こうやってみると中国から伝わったものって結構ありますね。しかも生活に密接な関係にあるものが多いように思います。
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Posted by もこもこ
at 2008年11月20日 10:57
- 世界のあちこちでお米は栽培されています。
それなのに日本のことを美称の「瑞穂の国」と呼ぶのはなぜでしょうか?そして、宝物の語源は「田から物」とか。
NHKTVで、大昔中国人の漁民が漁に出るときにお米と釜を乗せて出て、たまたま日本に流れ着いたのではないかと。
遥か昔に伝えてくれた人のお陰で、毎日おいしいお米を食べれる幸せがあるのですね。ありがたや、ありがたや。 -
Posted by 田から物
at 2008年11月20日 12:04
- 中国からの恩恵と言えば稲作と漢字?
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Posted by モッサン
at 2008年11月20日 20:50
- 「シルクロード(絹の道)」でなくて、「ライスロード(米の道)」ですね。歴史のロマンを感じます。
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Posted by 金魚
at 2008年11月21日 19:00
- 「米」の文化は、なんと素晴らしいのでしょう!
私たちの日常から「米」を抜きにしては考えられないですね。
それはとりもなおさず、地球上の同じ米文化の人たちとは、文化が似ている、ということなのでしょうね。 -
Posted by koyoi-haru
at 2008年11月29日 23:24
- 今ではなくてはならないおコメですが、中国、ミャンマー、インドが接していたあたりから世界各地に伝播していったのですね。
正にライスロードですね。 -
Posted by いけやん
at 2008年12月14日 08:55
- 3000年まえに日本の食文化の元が入ってきたことを思うと悠久の歴史を感じますね。
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Posted by モッサン
at 2008年12月14日 09:54
- お米って昔から変わらず(品種改良はされていますが)みんなに愛される食べ物だったように思います。これからも愛され続けて食べられることでしょう。
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Posted by もこもこ
at 2008年12月14日 11:43
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その後、日本に伝わり、品種改良を重ねて、今の美味しいおコメになったことは凄いことだと思います。